「自社名で検索すれば出てくるけど、サービス名や業種で検索しても見つからない」
「そもそもGoogleに自社のホームページが表示されているのかすらわからない」
ホームページが検索結果に出てこないのは、中小企業のサイトで最も多い悩みの一つです。しかし「検索で出てこない」にもさまざまなレベルがあり、原因もそれぞれ異なります。原因を正しく特定できれば、対策は見えてきます。
この記事では、200社以上のWeb制作・改善を手掛けてきた経験から、検索で出てこない原因の見極め方と、レベル別の具体的な対策を解説します。
検索で出てこない?まずは状況を正しく把握する
「検索で出てこない」と一口に言っても、実は3つのレベルがあります。自社がどのレベルに当てはまるかによって、取るべき対策が変わります。
レベル1:Googleにサイト自体が登録されていない
最も深刻な状態です。自社サイトのURLをGoogleの検索窓にそのまま入力しても、検索結果に表示されない場合は、Googleにサイトが認識(インデックス)されていない可能性があります。
確認方法は簡単です。Googleの検索窓に「site:自社サイトのドメイン」と入力してみてください(例:site:example.co.jp)。検索結果に自社のページが1件も表示されなければ、Googleに登録されていない状態です。
レベル2:登録はされているが、順位が低すぎて見つからない
サイト自体はGoogleに登録されているけれど、検索結果の2ページ目以降(11位以下)に表示されている状態です。ほとんどのユーザーは1ページ目しか見ないため、実質的に「見つからない」のと同じです。
レベル3:会社名では出るが、サービス関連キーワードで出ない
「株式会社〇〇」と検索すれば表示されるけれど、「〇〇市 リフォーム」「業務用 〇〇」のようなサービスに関連するキーワードでは表示されない状態です。中小企業のサイトで最も多いのがこのレベルです。
「中小企業のデジタル化に関する調査」結果~「全国中小企業動向調査・中小企業編」 2024年1-3月期特別調査~
(日本政策金融公庫)
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検索に出てこない「技術的な原因」と対策
レベル1(Googleに登録されていない)やレベル2(順位が極端に低い)の場合、まず技術的な問題を疑いましょう。
原因1:Googleにサイトの存在を知らせていない
サイトを公開しただけでは、Googleは自動的にすべてのページを見つけてくれるわけではありません。特に新しいサイトや、外部からのリンクが少ないサイトは、Googleに見つけてもらえないことがあります。
対策:
- Googleサーチコンソール(無料ツール)に登録し、サイトマップを送信する
- Googleサーチコンソールの「URL検査」で、主要なページのインデックスをリクエストする
原因2:noindexタグが設定されている
サイトの裏側の設定で、「このページを検索結果に表示しないでください」という指示(noindexタグ)がGoogleに送られているケースがあります。制作時のテスト設定がそのまま残っている場合や、WordPressの設定ミスで発生することがあります。
対策:
- WordPressの場合:「設定」→「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないか確認する
- HTMLの場合:各ページのheadタグ内に「noindex」の記述がないか確認する
原因3:robots.txtでクロールをブロックしている
robots.txtというファイルで、Googleのクローラー(サイトを巡回するプログラム)のアクセスをブロックしている場合があります。これも制作時の設定が残っているケースが多いです。
対策:「自社サイトのURL/robots.txt」にアクセスして内容を確認する。「Disallow: /」と書かれている場合は、サイト全体がブロックされています。
原因4:サイトの表示速度が極端に遅い
ページの読み込みに5秒以上かかるような極端に遅いサイトは、Googleの巡回が途中で打ち切られ、正しくインデックスされないことがあります。
対策:
- 画像ファイルを適切なサイズに圧縮する
- サーバーの性能を見直す(格安サーバーは速度が遅いことがある)
- 不要なプラグインやスクリプトを削除する
原因5:SSL(https)に対応していない
URLが「http://」のままで「https://」になっていないサイトは、Googleから「安全でないサイト」と見なされ、検索順位が不利になります。ブラウザにも「保護されていない通信」と表示されるため、訪問者の信頼も損なわれます。
対策:SSL証明書を導入してhttps化する。多くのサーバーでは無料のSSL証明書が利用可能です。
検索順位が低い「コンテンツ・競合」の原因と対策
技術的な問題が解消されていても、検索順位が上がらない場合は、コンテンツの量・質と競合環境に原因があります。
原因6:サイトのコンテンツが少なすぎる
4〜5ページしかないサイトでは、検索エンジンに評価される機会が限られます。検索結果に表示されるには、そのキーワードに関する十分な情報がサイトに存在している必要があります。
対策:
- 見込み客が検索しそうなテーマでコラム・ブログ記事を追加する
- サービスページを細分化する(「リフォーム」を「キッチンリフォーム」「浴室リフォーム」等に分ける)
- よくある質問(FAQ)ページを作成する
- 実績・事例を個別のページとして掲載する
原因7:ページの内容がキーワードと合っていない
「〇〇市 リフォーム」で検索上位を目指したいのに、サイト内のどこにも「〇〇市」というキーワードが出てこない——こうしたケースは意外と多いです。Googleは、ページの内容と検索キーワードの一致度を重視します。
対策:
- 各ページのタイトル(titleタグ)に狙いたいキーワードを含める
- ページの見出し(h1、h2)にもキーワードを自然に入れる
- 本文中にキーワードを不自然にならない程度に盛り込む
- 地域名を対応エリアとして明記する
原因8:競合サイトのSEOが強い
自社サイトに問題がなくても、競合サイトがSEOにしっかり取り組んでいれば、相対的に順位は低くなります。特にコンテンツの量と質、被リンク(外部からのリンク)の数で差がつきやすいです。
対策:
- 競合サイトがどんなコンテンツを掲載しているか調査し、自社にないテーマを把握する
- 競合よりも詳しく、わかりやすいコンテンツを作成する
- まずは競合が少ない「ニッチなキーワード」(地域名+具体的なサービス名など)から上位表示を目指す
2024年版 中小企業白書 第7節 DX(デジタル・トランスフォーメーション)タ
(中小企業庁)
検索からの集客を増やすためのロードマップ
ここまでの原因と対策を踏まえて、検索からの集客を増やすための実践的なステップを紹介します。
ステップ1:現状を正確に把握する(1週間以内)
まず、以下を確認しましょう。
- 「site:自社ドメイン」でGoogleに何ページ登録されているか
- Googleサーチコンソールに登録されているか
- noindexやrobots.txtの設定に問題がないか
- SSL対応(https化)ができているか
これらは制作会社に確認を依頼すれば、すぐにわかります。
ステップ2:技術的な問題を解消する(1〜2週間)
ステップ1で見つかった技術的な問題を解消します。サーチコンソールへの登録、サイトマップの送信、noindex設定の解除、SSL対応などは、制作会社に依頼すれば比較的短期間で対応できます。
ステップ3:既存ページを最適化する(2〜4週間)
今あるページのタイトル、見出し、本文を見直し、狙いたいキーワードを適切に含めます。すでにあるページの最適化は、新しいページを作るよりも短期間で効果が出やすい施策です。
ステップ4:コンテンツを継続的に追加する(3ヶ月〜)
月2〜4本のペースでコラムや実績事例を追加していきます。3〜6ヶ月継続すると、検索エンジンからの流入が目に見えて増えてきます。
費用やスケジュールの考え方については、料金・費用の考え方のページもご参考ください。リニューアルと合わせてSEO対策を進めたい方は、ご依頼の流れもあわせてご確認ください。
まとめ
検索で出てこない原因と対策の進め方
- まず「site:ドメイン」でGoogleへの登録状況を確認する
- 技術的な問題(noindex、robots.txt、SSL未対応など)を最優先で解消する
- ページタイトルとコンテンツにキーワードを適切に含める
- コラムや実績ページを継続的に追加し、検索の入り口を増やす
検索で見つからない状態は、毎日新しい見込み客との出会いを逃していることを意味します。しかし、原因を正しく特定し、順序立てて対策すれば、検索からの集客は着実に改善できます。
「自社サイトがなぜ検索に出てこないのか知りたい」「何から手をつけるべきか相談したい」という方は、お気軽にご連絡ください。
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