「会社名で検索すれば出てくるけど、それ以外のキーワードではまったく見つからない」
「同業他社は検索の上の方に出るのに、うちのサイトはどこにもない」
ホームページを持っているのに、検索で見つけてもらえなければ、サイトがないのとほとんど同じです。SEO(検索エンジン最適化)が弱いと、見込み客がサイトにたどり着く機会そのものが失われてしまいます。
この記事では、200社以上のWeb制作・改善を手掛けてきた経験から、中小企業のサイトでSEOが弱くなる原因と、今日から取り組める改善方法を解説します。専門的な知識がなくても理解できるよう、わかりやすくお伝えします。
SEOが弱いとどうなる?検索で見つからないリスク
そもそもSEOとは、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを上位に表示させるための取り組みのことです。SEOが弱い状態を放置すると、ビジネスにどんな影響があるのでしょうか。
新規のお客様に見つけてもらえない
見込み客が「〇〇市 リフォーム」「業務用 〇〇 メーカー」といったキーワードで検索したとき、自社サイトが検索結果に表示されなければ、そのお客様はあなたの会社の存在すら知らないまま、競合に流れてしまいます。
多くのユーザーは検索結果の1ページ目(上位10件)しか見ません。2ページ目以降に表示されている場合は、ほとんどクリックされないのが現実です。
広告費に依存し続ける
SEOが弱いと、サイトにアクセスを集めるために広告に頼るしかなくなります。リスティング広告やSNS広告は即効性がありますが、広告を止めればアクセスもゼロに戻ります。SEOで上位表示されれば、広告費をかけなくても継続的にアクセスが得られるようになります。
競合との差が開き続ける
SEOに取り組んでいる競合と、まったく取り組んでいない自社——この差は、時間が経つほど大きくなります。SEOは即効性のある施策ではありませんが、逆に言えば「早く始めた方が有利」な施策です。
SEOの基本的な考え方を確認する
SEOが弱い中小企業サイトに共通する5つの原因
SEOが弱いサイトには、共通するパターンがあります。200社以上のサイトを見てきた経験から、特に多い5つの原因を紹介します。
原因1:ページ数が少なすぎる
トップページ、会社概要、サービス紹介、お問い合わせの4〜5ページだけ——というサイトは少なくありません。しかし、ページ数が少ないと、検索エンジンに評価される「入り口」が限られてしまいます。
たとえば、「〇〇の選び方」「〇〇の費用相場」「〇〇と△△の違い」といった記事があれば、それぞれのキーワードで検索されたときにサイトが表示される可能性が生まれます。ページ数が多いほど、検索エンジンからの流入チャンスは広がります。
原因2:ページタイトルとmeta descriptionが適切でない
ページタイトル(titleタグ)は、検索結果に最も大きく表示される要素であり、SEOにおいて最も重要な要素の一つです。しかし、中小企業のサイトでは以下のような問題がよく見られます。
- すべてのページが「会社名」だけのタイトルになっている
- 「サービス紹介」「会社概要」など、キーワードが含まれていない汎用的なタイトル
- meta description(検索結果に表示される説明文)が未設定、または全ページ同じ内容
原因3:スマートフォン対応ができていない
Googleはスマホ版のサイトを基準に検索順位を決めています(モバイルファーストインデックス)。スマホ対応していないサイトは、それだけでSEOにおいて不利です。BOSS DESIGNの無料サイト診断では、スマホ対応状況もチェックしています。
原因4:サイトの表示速度が遅い
ページの読み込みが遅いサイトは、Googleの評価が下がります。特に画像のサイズが大きすぎる、不要なプログラム(スクリプト)が多い、サーバーの性能が低いといった原因で表示速度が遅くなっているケースが多いです。
原因5:サイトの内部構造に問題がある
見た目には問題がなくても、サイトの裏側の構造(HTML)に問題があると、Googleがサイトの内容を正しく理解できません。
- 見出しタグ(h1、h2、h3)が正しく使われていない
- 画像にalt属性(説明テキスト)が設定されていない
- 内部リンク(サイト内のページ同士のリンク)が少ない
- SSL対応(https化)されていない
- サイトマップがGoogleに送信されていない
今日から始められるSEO改善の具体策
SEOと聞くと専門的で難しそうに感じますが、中小企業のサイトで効果が出やすい施策は、実はそれほど難しくありません。効果の出やすい順番で紹介します。
改善策1:ページタイトルを最適化する
最も簡単で、最も効果が出やすい施策です。各ページのタイトルに、見込み客が検索しそうなキーワードを含めましょう。
悪い例:「サービス紹介|株式会社〇〇」
良い例:「オフィスの内装工事・リフォームなら|〇〇市の株式会社〇〇」
ポイントは、「お客様が検索するときに使う言葉」をタイトルに入れることです。自社の業種・サービス名に加えて、地域名を入れるのも有効です。
改善策2:コンテンツ(コラム・ブログ)を増やす
サイトに定期的にコンテンツを追加することは、SEO改善の王道です。お客様がよく聞いてくる質問や、業界の基礎知識を記事にしましょう。
- 「〇〇の費用相場」「〇〇の選び方」など、検索されやすいテーマ
- 「〇〇と△△の違い」「〇〇のメリット・デメリット」など、比較系のテーマ
- 「〇〇で失敗しないために」「〇〇の注意点」など、不安解消系のテーマ
1記事1,500〜3,000文字程度を目安に、月2〜4本のペースで追加していくのが理想的です。
改善策3:Googleビジネスプロフィールを整備する
地域密着型のビジネスであれば、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録・整備は必須です。Googleマップの検索結果や、通常の検索結果にも表示されるようになります。
- 正確な会社情報(住所、電話番号、営業時間)を登録する
- サービス内容の説明を充実させる
- 写真を定期的に追加する
- お客様からの口コミに丁寧に返信する
改善策4:内部リンクを整理する
サイト内のページ同士を適切にリンクでつなぐことで、Googleがサイトの構造を理解しやすくなり、各ページの評価が上がります。
- サービスページから関連する実績ページへリンクする
- コラム記事から関連するサービスページへリンクする
- 「関連記事」として他のコラムへの導線を設ける
改善策5:技術的な基盤を整える
以下の技術的な対応は、制作会社に依頼すれば比較的短期間で対応できます。
- SSL対応(http → https)
- サイトマップの作成とGoogleへの送信
- 画像の圧縮による表示速度の改善
- Googleサーチコンソールの設定(検索パフォーマンスの確認ツール)
情報通信白書
(総務省)
SEO改善を長く続けるためのコツ
SEOは「一度やれば終わり」ではなく、継続的に取り組むことで効果が積み上がっていく施策です。無理なく続けるためのコツを紹介します。
コツ1:完璧を目指さず、まず1記事から始める
「SEOに強い完璧な記事を書かなきゃ」と思うと、手が止まってしまいます。最初はお客様からよく聞かれる質問を1つ選んで、それに答える記事を書くだけで十分です。まずは「公開する」ことが大切です。
コツ2:数字で効果を確認する
Googleサーチコンソール(無料)を使えば、どんなキーワードでサイトが表示されているか、何回クリックされているかがわかります。数字で変化が見えると、モチベーションの維持にもつながります。
コツ3:3〜6ヶ月のスパンで判断する
SEOの効果が表れるまでには、通常3〜6ヶ月かかります。1ヶ月やって「効果がない」と判断するのは早すぎます。継続できる体制を作り、中長期的な視点で取り組みましょう。
コツ4:プロの力を借りるのも選択肢
「記事を書く時間がない」「何が正しいかわからない」——そんな場合は、SEOに詳しい制作会社に相談するのも有効です。費用の考え方については、料金・費用の考え方のページもご参考ください。また、SEO改善を含むリニューアルの進め方については、ご依頼の流れもあわせてご確認ください。
まとめ
SEOが弱い原因と改善の進め方
- SEOが弱い主な原因:ページ数不足、タイトル未最適化、スマホ非対応、速度低下、内部構造の問題
- まずはページタイトルの最適化とコンテンツ追加から始める
- 地域密着ビジネスはGoogleビジネスプロフィールの整備も必須
- SEOは3〜6ヶ月スパンの継続が鍵——早く始めるほど有利
SEOは難しそうに見えますが、中小企業のサイトで効果が出る施策は限られています。基本を押さえて継続するだけでも、半年後には検索からのアクセスが大きく変わる可能性があります。
「自社サイトのSEOの現状を知りたい」「何から手をつけるべきか相談したい」という方は、お気軽にご連絡ください。
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