「リニューアルしよう!」と決めたものの、いざ制作会社に相談すると「まず、こちらを整理していただけますか?」と言われて戸惑った——。
そんな経験はありませんか?
ホームページのリニューアルは、制作会社に依頼すれば自動的にうまくいくものではありません。発注者側の「準備の質」が、リニューアルの成果を大きく左右します。準備が整っていれば打ち合わせはスムーズに進み、期間も費用も抑えられます。逆に、準備不足のまま始めると、やり直しや追加費用が発生するリスクが高まります。
この記事では、200社以上のリニューアルを手掛けてきた経験から、依頼前に準備すべき5つのことを具体的に解説します。
なぜ「準備」がリニューアルの成否を分けるのか
リニューアルの現場で最もよくあるトラブルは、「制作会社との認識のズレ」です。そして、そのズレの多くは、発注者側の準備不足が原因で起きています。
準備不足が引き起こす3つの問題
問題1:打ち合わせが何度もやり直しになる
「何を実現したいか」が曖昧なまま打ち合わせを始めると、制作会社は提案の方向性を定められません。提案→修正→再提案を繰り返すうちに、時間も費用もかさんでいきます。
問題2:完成したサイトが「思っていたのと違う」
リニューアルの目的や優先順位が整理されていないと、制作会社は「おそらくこういうことだろう」と推測して進めるしかありません。完成後に「こうじゃなかった」と気づいても、大幅な修正には追加費用が発生します。
問題3:スケジュールが大幅に遅延する
原稿や写真の準備が遅れる、社内の確認に時間がかかる——こうした遅延が積み重なると、予定していた公開日に間に合わなくなります。
準備をすれば、リニューアルは「楽に」なる
逆に言えば、準備さえしっかりしておけば、リニューアルはスムーズに進みます。制作会社との打ち合わせは効率的になり、修正回数は減り、スケジュール通りに公開できる確率が格段に上がります。
企業IT動向調査
準備①②:目的の明確化と現状サイトの棚卸し
5つの準備のうち、最初に取りかかるべき2つを紹介します。この2つが固まっていれば、制作会社との初回打ち合わせで的確な提案を受けられます。
準備①:リニューアルの「目的」を明確にする
「なぜリニューアルするのか?」——この問いに対して、具体的に答えられるようにしておきましょう。「なんとなく古くなったから」では、制作会社はどの方向に進めればいいかわかりません。
目的は複数あっても構いませんが、優先順位をつけることが大切です。以下のような形で整理してみてください。
- 最優先:ホームページからの問い合わせ数を月5件→月15件に増やしたい
- 次に重要:会社の信頼感を伝えるデザインに刷新したい
- できれば:自社でお知らせやブログを更新できるようにしたい
数字で表現できる目標があると、制作会社は「その目標を達成するにはどういうサイトが必要か」を逆算して提案できます。
準備②:現状サイトの棚卸しをする
今のサイトの「良い点」と「問題点」を整理しましょう。リニューアルとは、すべてを一から作り直すことではありません。残すべきものは残し、改善すべきものを改善することが、効率的なリニューアルのポイントです。
棚卸しのチェック項目は以下の通りです。
- どのページがよく見られているか(アクセス解析がある場合)
- 問い合わせにつながっているページはどれか
- 内容が古くなっている・情報が間違っているページはあるか
- 不要になったページはあるか(すでに終了したサービスなど)
- スマートフォンでの表示や操作に問題はないか
「自社サイトの問題点がよくわからない」という方は、BOSS DESIGNの無料サイト診断をご利用ください。プロの目で現状を分析し、改善の方向性をお伝えします。
準備③④:コンテンツ素材の整理と競合サイト調査
目的と現状の把握ができたら、次はリニューアルに必要な「素材」と「参考情報」の準備です。
準備③:コンテンツ素材を整理・準備する
リニューアルの期間が延びる最大の原因は、「コンテンツの準備が間に合わない」ことです。制作会社がデザインやコーディングを進めても、ページに載せるテキストや画像がなければ完成しません。
事前に準備しておくと良い素材は以下の通りです。
テキスト素材
- 会社概要(社名、所在地、設立年、代表者、事業内容など)
- サービス・商品の説明文
- 代表あいさつ(経営者の想いや会社のビジョン)
- お客様の声・導入事例(許可を取ったもの)
- よくある質問(FAQ)
完璧な原稿でなくても構いません。箇条書きやメモ程度でも、制作会社がプロのライティングに仕上げてくれる場合もあります。大切なのは「素材がある」状態にしておくことです。
画像・写真素材
- 社屋やオフィスの写真
- 社員・スタッフの写真
- 商品・サービスの写真
- 会社のロゴデータ(できればAIやEPS形式)
スマートフォンで撮影した写真でも十分使えるケースは多いですが、可能であればプロのカメラマンに撮影を依頼すると、サイト全体の印象が大きく変わります。
準備④:競合サイトを3〜5社チェックする
同業他社のサイトを3〜5社ほどチェックし、以下の点をメモしておきましょう。
- 「良い」と感じたサイトのURL(デザイン、構成、機能など何が良いか)
- 「こうはしたくない」と感じたサイトのURL(何が気になったか)
- 自社サイトと比べて「負けている」と感じた点
制作会社にとって、お客様の「好み」や「方向性」が最もわかりやすいのが、具体的なサイトの例です。「こんな感じにしたい」を言葉で伝えるより、参考サイトを見せる方がはるかに正確に伝わります。
中小企業のDX推進に関する調査(2024年)
準備⑤:社内体制の整備とスケジュール確認
最後の準備は、リニューアルを社内でスムーズに進めるための「体制づくり」です。ここが曖昧だと、制作が始まってから社内調整に追われることになります。
担当者と決裁者を決めておく
リニューアルに関わる社内メンバーを明確にし、それぞれの役割を決めておきましょう。
- 窓口担当:制作会社とのやり取りを一本化する人
- 決裁者:デザインや内容の最終判断をする人
- 素材担当:各部門の原稿や写真を集める人
特に重要なのが「決裁者」です。デザイン案の確認で「社長に見せたらNGだった」と後からひっくり返ると、大きな手戻りが発生します。できれば決裁者にも初期段階から関わってもらうのがベストです。
公開希望日を決めておく
「いつまでにリニューアルを完了したいか」を決めておきましょう。期限があることで、制作会社も逆算してスケジュールを組めます。
よくあるリニューアルの区切りとして以下があります。
- 新年度の開始(4月)に合わせる
- 新サービスのリリースに合わせる
- 展示会やイベントの開催前に完成させる
- 決算期に合わせて予算を消化する
中規模のサイトであれば、公開の3〜4ヶ月前には制作会社への相談を始めるのが理想です。費用やスケジュールの考え方について詳しくは、料金・費用の考え方のページもご覧ください。
予算の上限を決めておく
制作会社に「予算はいくらですか?」と聞かれたとき、「わかりません」では話が進みません。厳密な金額でなくても、「100万円以内」「150万〜200万円の間」のようにざっくりとした範囲を決めておくだけで、制作会社はその範囲内で最善の提案を考えてくれます。
リニューアルの進め方や流れについて知りたい方は、ご依頼の流れもあわせてご確認ください。
まとめ
リニューアル前に準備すべき5つのこと
- ①リニューアルの目的を明確にし、優先順位をつける
- ②現状サイトの良い点・問題点を棚卸しする
- ③テキスト・写真などのコンテンツ素材を整理・準備する
- ④競合サイトを3〜5社チェックし、参考情報をまとめる
- ⑤社内の担当者・決裁者・公開希望日・予算を決めておく
この5つの準備ができていれば、制作会社との打ち合わせは驚くほどスムーズに進みます。準備に少し時間をかけるだけで、リニューアルの質も、かかる期間も、満足度も大きく変わります。
「何から始めればいいかわからない」「準備の段階から相談したい」という方は、お気軽にご連絡ください。
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