「今のホームページ、もう直すだけじゃダメかも…」
そう感じているなら、それは正しい感覚かもしれません。部分的な修正やデザインの微調整では解決できない問題を抱えたサイトは、思い切って「作り直す」方が結果的にコストも時間も抑えられるケースがあります。
しかし、「本当に作り直す必要があるのか」「リニューアルとの違いは何か」がわからないまま判断するのは不安なものです。費用も大きくなりがちなだけに、慎重になるのは当然です。
この記事では、200社以上のホームページ制作・リニューアルを手掛けてきた経験から、作り直すべきかどうかの判断基準と、失敗しない進め方を解説します。
「作り直し」と「リニューアル」は何が違うのか
「リニューアル」と「作り直し」は混同されがちですが、実は意味合いが異なります。まずはこの違いを理解しておくことが、正しい判断の第一歩です。
リニューアル=既存のサイトを改善・更新すること
リニューアルは、今あるサイトのデザインを新しくしたり、コンテンツを整理し直したり、スマホ対応を追加するなど、既存の土台を活かしながら改善する方法です。CMSやサーバーはそのままで、見た目や構成を変更するケースが多く、比較的短期間・低コストで対応できます。
作り直し=ゼロから新しく構築し直すこと
一方、作り直しは、サイトの構造・CMS・サーバーなどをゼロベースで再構築することを指します。古いHTMLで作られたサイトをWordPressに移行する、サイトの目的そのものを見直して情報設計からやり直す——そうした根本的な刷新が必要な場合に選ばれます。
どちらを選ぶかは「課題の深さ」で決まる
表面的な課題(デザインが古い、情報が整理されていないなど)はリニューアルで対応できます。しかし、構造的な課題(CMSが古くて更新できない、セキュリティに不安がある、サイトの目的自体が変わったなど)は、作り直しでなければ根本的に解決できません。
中小企業のデジタル化取組段階の推移(「自社HPの作成・更新」が全段階で最多取組)
作り直しを検討すべき4つの判断基準
では、具体的にどんな状態なら「作り直し」を検討すべきなのでしょうか。200社以上の支援実績から、特に多いケースを4つご紹介します。
基準1:CMSが古く、更新や管理ができない
古いバージョンのCMSを使い続けている、または独自のシステムで構築されていて社内で更新できない——そんな状態のサイトは、部分的な修正では限界があります。特に、セキュリティアップデートが提供されなくなったCMSは、情報漏洩のリスクもあるため、早めの対応が必要です。
基準2:スマホ対応が根本的にできていない
「レスポンシブ対応」ではなく、PC向けのサイトをそのままスマホで縮小表示しているだけの場合、部分修正ではスマホ対応になりません。サイトの設計そのものがPC前提で作られているため、作り直しによって最初からスマホファーストで設計し直す方が、結果的に品質もコストも最適化されます。
基準3:事業内容やターゲットが大きく変わった
創業時に作ったサイトのまま、主力サービスが変わった、ターゲット顧客が変わった、会社の規模が大きくなった——。サイトの情報設計の前提が変わっている場合、既存のページ構成を修正するよりも、新しい事業内容に合わせてゼロから設計し直した方が、伝わるサイトになります。
基準4:修正を繰り返して構造がぐちゃぐちゃになっている
長年にわたって部分修正を繰り返した結果、ページの構造が複雑になり、表示が崩れたり、SEOに悪影響が出たりしているケースがあります。こうした「技術的負債」が積み重なったサイトは、これ以上修正を重ねるよりも、きれいな状態で作り直す方が効率的です。
自社のサイトがどの状態にあるかわからない場合は、BOSS DESIGNの無料サイト診断をご活用ください。現状の課題を客観的に把握できます。
作り直しで失敗しないための進め方
作り直しは大きなプロジェクトだからこそ、進め方を間違えると費用も時間も無駄になります。ここでは、失敗しないための手順をステップごとにお伝えします。
ステップ1:現状サイトの課題を整理する
まずは、今のサイトの「何が問題なのか」をリストアップしましょう。デザイン、機能、コンテンツ、SEO、更新のしやすさなど、さまざまな角度から課題を洗い出します。社内の各部門(営業、人事、カスタマーサポートなど)からも意見を集めると、より正確な課題把握ができます。
ステップ2:新サイトの目的とゴールを明確にする
「なぜ作り直すのか」「作り直した結果、何を実現したいのか」を具体的に定めます。問い合わせを月◯件に増やしたい、採用応募を強化したい、ブランドイメージを刷新したい——目的が明確であれば、サイトの設計も制作会社の選定もスムーズに進みます。
ステップ3:制作会社を選定し、要件を共有する
作り直しの場合、制作会社の実力が成果を大きく左右します。デザインだけでなく、情報設計、SEO、CMS構築まで対応できるかどうかを確認しましょう。複数社から提案を受けて比較することをおすすめします。
中小企業のDX推進課題(IT人材不足25.4%・DX人材不足24.8%)と期待する支援策(補助金41.6%)
ステップ4:旧サイトからの移行計画を立てる
作り直しで見落としがちなのが、旧サイトからの移行です。特に注意すべきは以下の3点です。
- SEO評価を引き継ぐための301リダイレクト設定
- 既存コンテンツの棚卸しと、新サイトへの移行・削除の判断
- 問い合わせフォームやメール設定など、業務に直結する機能の動作確認
BOSS DESIGNでは、移行計画の策定から公開後のチェックまで一貫してサポートしています。詳しくはご依頼の流れをご確認ください。
作り直しの費用と期間の目安
「作り直し」となると、費用や期間が気になるところです。ここでは、中小企業の一般的なコーポレートサイトを想定した目安をお伝えします。
費用の目安
中小企業のコーポレートサイトの作り直しは、ページ数や機能によって大きく異なりますが、一般的には50万円〜200万円程度が相場です。テンプレートを活用すれば費用を抑えられますが、オリジナルデザインで情報設計からしっかり行う場合は、100万円以上を見込んでおくと安心です。
「見積もりの見方がわからない」「何にいくらかかるのか知りたい」という方は、料金・費用の考え方のページもご参考ください。
期間の目安
作り直しの場合、企画・設計からデザイン、構築、テスト、公開まで、通常2〜4ヶ月程度かかります。ページ数が多い場合や、複雑な機能を実装する場合は、さらに期間が必要です。スケジュールに余裕を持って動き出すことが大切です。
費用を抑えるためのポイント
作り直しの費用を抑えるには、事前準備がカギです。目的の明確化、原稿や写真の社内準備、不要なページの整理——これらを制作会社に依頼する前に進めておくだけで、見積もり金額が変わることがあります。実際にBOSS DESIGNのお客様でも、事前準備をしっかり行った企業ほど、コストを抑えながら高い成果を出しています。
まとめ
ホームページを作り直すべきかの判断ポイント
- CMSが古い・スマホ未対応・事業内容とのズレは「作り直し」のサイン
- 目的とゴールを明確にしてから進めることで失敗を防げる
- 移行計画と事前準備をしっかり行えば、費用も期間も最適化できる
「リニューアルで済むのか、作り直しが必要なのか」——その判断は、サイトの課題の深さによって変わります。表面的な改善で対応できるなら部分リニューアル、構造的な問題を抱えているなら作り直しを検討しましょう。
判断に迷ったら、まずは現状のサイトを専門家に診てもらうのが一番確実です。課題が明確になれば、最適な進め方も見えてきます。
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