「システムを開発した後の維持費って、どれくらいかかるのが普通なんだろう?」
「月額料金を払っているのに、追加費用を請求された……」
システム開発を検討する際、どうしても「初期開発コスト」に目が向きがちですが、本当に重要なのは運用開始後の「保守・運用費用」です。システムは作って終わりではなく、安定して動かし続けるための定期的なメンテナンスや不具合への備えが不可欠です。しかし、この費用の相場感や契約内容が曖昧なまま進めてしまうと、後から思わぬ出費に悩まされることになりかねません。
この記事では、中小企業200社以上のシステム開発・改修に携わってきた経験から、保守・運用費用の相場と契約時の注意点をわかりやすく解説します。
保守・運用費用の相場はどのくらい?目安と内訳
一般的に、システムの保守・運用費用は「年間で初期開発費の10%〜20%程度」が相場とされています。 例えば、500万円で開発したシステムであれば、年間で50万〜100万円(月額4万〜8万円程度)が目安となります。
この費用には、主に以下の内容が含まれます。
- システム保守: プログラムの不具合(バグ)修正、OSやブラウザのアップデートへの対応。
- サーバー・インフラ運用: サーバーの監視、バックアップの実施、セキュリティ対策。
- ユーザーサポート: 操作方法に関する問い合わせ対応や、トラブル時の原因調査。
2025年版 中小企業白書(HTML版) 第5節 デジタル化・DX
(中小企業庁)
自社の検討しているシステムが、どのような範囲をカバーすべきなのか、まずは料金・費用の考え方のページで基本的な構造を把握しておくことをおすすめします。
安すぎる・高すぎる?費用の妥当性を見極めるポイント
保守費用が相場から外れている場合、そこには必ず理由があります。極端に安い場合は「障害対応が別料金」「サーバー監視が不十分」といったリスクがあり、逆に高い場合は「不要な24時間監視」などが含まれているかもしれません。
妥当性を判断する際は、以下の指標を確認しましょう。
- エンジニアの稼働時間: 月に何時間程度の作業を想定しているか。
- 対応の緊急度(SLA): 障害発生から何時間以内に初動対応を行うか。
- 実績の透明性: 月次の稼働報告書(レポート)が提供されるか。
特に、中小企業の場合は「何かあった時にすぐ相談できるか」という信頼関係が重要です。弊社の開発実績でも、運用フェーズでの密なコミュニケーションがシステム活用の成功を左右しています。
保守契約で必ずチェックすべき4つの注意点
契約を結ぶ段階で「何をどこまでやってくれるのか」を文書で明確にしないと、後々のトラブルに繋がります。 以下の4点は必ず確認してください。
1. 業務範囲の明確化(バグ修正 vs 機能追加)
「不具合の修正」は保守範囲内ですが、「新しい機能の追加」は通常別料金となります。 この境界線を明確に決めておくことが大切です。
2. 対応時間と方法
電話対応のみか、リモート操作による復旧を含むのか、また夜間休日の対応は可能かを確認します。
3. 責任の所在
万が一のデータ消失時に、バックアップからどこまで復元する責任を負うのかを定めます。
4. 解約条件
「他社に乗り換えたい」「内製化したい」となった際、スムーズに解約やデータ移行の協力が得られるかを確認しておきましょう。
情報システム・ソフトウェア取引トラブル事例集
(経済産業省)
運用開始後のコストを最適化するために
保守・運用費用は「払いっぱなし」にするのではなく、定期的な見直しが必要です。例えば、安定稼働が続いていれば作業工数を減らす相談をしたり、自社でできる簡易的な更新作業を内製化したりすることで、コストを抑えることが可能です。
そのためにも、まずは自社の業務に最適なシステム開発サービスを選び、将来的な運用コストまで見据えた計画を立てることが、中小企業のIT化を成功させる近道です。具体的なご依頼の流れを確認し、設計段階から運用について相談できるパートナーを選びましょう。
まとめ
保守・運用費用の管理で押さえるべきポイント
- 年間の相場は開発費の10〜20%。これを目安に予算を確保する。
- 契約前に「バグ修正」と「機能追加」の線引きを明確にする。
- 緊急時の対応体制(時間・方法)を必ず文書で合意する。
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